毎年5月に訪れる新茶の季節。八十八夜(2026年は5月1日)前後から始まる一番茶の収穫期は、茶摘み体験が楽しめるベストシーズンです。
「茶摘みって地味そう…」と思うかもしれませんが、実際に行った方の声を見ると、「手で摘んだ茶葉をその場で揉んで飲んだお茶の味が衝撃」「子どもが大はしゃぎ」「茶娘衣装での写真撮影が意外と映えた」と、満足度の高い体験として知られています。
料金は500〜2,200円と手頃で、摘んだ茶葉は持ち帰り可能。GWの日帰りレジャーとしても、母の日のプレゼント代わりの家族旅行としてもぴったりです。
体験の前に知っておきたい基礎知識
新茶・一番茶とは
お茶の木は年に3〜4回収穫できますが、冬の間に栄養を蓄えた最初の収穫(一番茶)が「新茶」と呼ばれ、うまみ成分のテアニンが最も豊富です。二番茶(6月〜)、三番茶(7月〜)と収穫が進むにつれて渋み(カテキン)が増え、味の傾向が変わります。
茶摘み体験ができるのは、一番茶の4月下旬〜6月上旬がメイン。品種や標高によって時期がずれるため、予約時に「いつが一番良い時期ですか?」と聞いてみるのがおすすめです。
服装と持ち物
- 服装 — 長袖・長ズボンが基本。茶畑は日差しを遮るものが少なく、虫も多い
- 靴 — スニーカーか長靴。斜面の茶畑はヒールNG
- 帽子・日焼け止め — 5月の紫外線は7月並み(UV指数6〜7)
- 軍手 — 用意してくれる施設が多いが、気になる方は持参
- カメラ — 新緑の茶畑はフォトジェニック。スマホで十分
埼玉県の茶摘み体験スポット

1. 宮野園(狭山市)
狭山茶の本場で体験できる老舗茶園。創業1868年の歴史ある園で、5月〜10月の間に茶摘み体験を実施しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 埼玉県狭山市北入曽25-2 |
| 期間 | 5月〜10月(やわらかな茶葉のある時期) |
| 料金 | 大人1,000円 / 子ども500円 |
| 所要時間 | 約60分(摘み取り30分+手揉み体験30分) |
| 予約 | 要予約(電話 or 公式サイト) |
| アクセス | 西武新宿線「入曽駅」徒歩15分 |
摘んだ茶葉はその場で手揉みしてお茶に加工できます。自分で摘んで揉んだお茶を飲む体験は、他ではなかなかできません。お土産用の狭山茶も直売価格で購入可能です。
2. 道の駅ちちぶ 近隣茶園(秩父市)
秩父は標高が高く、寒暖差が大きいためお茶の風味が豊かです。道の駅ちちぶ周辺では5月中旬に茶摘みイベントが開催されることがあり、秩父観光と組み合わせて楽しめます。
長瀞のライン下り(約1,800円)や三峯神社参拝と合わせて、「秩父お茶と自然満喫コース」としてのプランがおすすめです。
静岡県の茶摘み体験スポット

3. 蔵屋鳴沢(伊豆の国市)
世界遺産「韮山反射炉」の隣に位置する複合施設。茶摘み体験・地ビール醸造所・お茶の直売所が一体になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 静岡県伊豆の国市中272-1 |
| 期間 | 春: 4月中旬〜6月末 / 秋: 9月中旬〜10月下旬 |
| 料金 | 2,200円(税込、2026年改定) |
| 所要時間 | 約90分 |
| 予約 | 要予約(前日まで) |
| 特典 | 茶娘衣装レンタル無料・摘んだ茶葉持ち帰り可 |
茶娘衣装での写真撮影が無料でできるのが最大の魅力です。絣(かすり)柄の着物に赤いたすき姿での記念写真は、SNS映え抜群。体験後は併設のレストランで地ビール(540円〜)を楽しめます。
4. グリンピア牧之原(牧之原市)
日本一の茶産地・牧之原台地にある体験型施設。広大な茶畑の中で本格的な茶摘み体験ができます。
料金は大人820円と手頃。摘み取った生茶葉は100gまで無料で持ち帰れます。施設内には製茶工場の見学コースもあり、「摘んで→揉んで→飲む」の一連の流れを体験できるのが強みです。
茨城県・その他の体験スポット
5. 奥久慈茶の里公園(大子町)
北限の茶産地として知られる奥久慈。標高が高く冷涼な気候で育った茶葉は、独特のすっきりとした味わいが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 住所 | 茨城県久慈郡大子町左貫1920 |
| 期間 | 5月中旬〜6月上旬 |
| 料金 | 400円(税込) |
| 特典 | 生茶葉持ち帰り可・茶葉レシピプレゼント |
400円という破格の体験料が魅力。摘んだ茶葉の持ち帰りに加え、茶葉を使った料理レシピのプリントがもらえます。天ぷらや佃煮にすると新茶の香りが広がり、お茶以外の楽しみ方も発見できます。
近くには袋田の滝(日本三名瀑の一つ)があるので、茶摘み+滝観光の日帰りコースが組めます。
6. 狭山茶 田中園(入間市)
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謡われる狭山茶の産地。入間市の田中園では5月に茶摘み体験イベントを開催します。
西武池袋線で池袋から約50分とアクセスが良く、都内からの日帰りに最適。体験料は800円程度で、摘んだ茶葉を自宅で乾燥させる方法も教えてもらえます。
7. さがみ湖 緑の休暇村周辺(相模原市)
神奈川県で茶摘み体験ができる穴場。足柄茶の産地に近い相模湖エリアでは、5月にGW向けの茶摘みイベントが開催されることがあります。相模湖遊覧船や温泉施設と組み合わせた家族レジャーにぴったりです。
予約のタイミングと当日の過ごし方
予約は2週間前までに
GW期間中の茶摘み体験は人気が高く、2〜3週間前に予約が埋まる施設もあります。特に蔵屋鳴沢(伊豆の国市)は茶娘衣装目当ての予約が多いため、4月上旬には予約を入れておきましょう。
おすすめタイムスケジュール(日帰り)
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 8:00 | 自宅出発(車で1〜2時間) |
| 10:00 | 茶摘み体験スタート |
| 11:30 | 手揉み体験・試飲 |
| 12:00 | 近隣でランチ(地元グルメ) |
| 13:30 | 周辺観光(温泉・滝・神社など) |
| 16:00 | 帰路(渋滞回避のため早め出発) |
写真撮影のベストポジション
茶畑での写真は午前10:00〜11:00が最も美しく撮れます。朝霧が晴れて柔らかい光が差し込むこの時間帯は、新緑のグラデーションが一番鮮やかです。畝(うね)に沿って奥行きを出す構図が定番で、しゃがんで茶葉目線で撮ると臨場感が増します。
よくある質問

Q. 茶摘み体験は何歳から参加できる?
多くの施設が3〜4歳以上を対象としています。小さな手でも茶葉を摘む作業はできるので、親子で並んで体験する方が多いです。ベビーカーは茶畑に入れないため、抱っこ紐を準備しましょう。
Q. 雨の日でも体験できる?
小雨なら決行する施設が多いですが、大雨の場合は中止になります。雨天時の代替プランとして、屋内の製茶体験(茶葉の手揉み・抹茶点て体験)に切り替えてくれる施設もあります。予約時に雨天対応を確認しておくと安心です。
Q. 摘んだ茶葉はどう保存する?
生茶葉は冷蔵庫で2〜3日が限度。天ぷらや炒め物にするなら当日〜翌日がベスト。お茶にする場合は、フライパンで弱火3〜5分炒って水分を飛ばし、手で揉んで再度乾燥させます。完全に乾燥させたら密封容器で冷暗所保存すれば1ヶ月ほど楽しめます。
Q. 体験中にトイレは使える?
施設内にはトイレが併設されていますが、茶畑の中にはありません。体験開始前に済ませておきましょう。小さな子ども連れの場合は、事前にスタッフに声をかけておくと途中退席もスムーズです。
Q. 虫は多い?虫除け対策は?
5月の茶畑にはアブ・ブヨ・蚊がいます。虫除けスプレーの持参がおすすめですが、強い匂いのものは茶葉に移る可能性があるため、ハッカ油系のナチュラルな虫除けが理想的です。
新茶の季節到来関東の茶摘み体験スポットを楽しむために
この記事では新茶の季節到来関東の茶摘み体験スポットに関する情報をお届けしました。事前の準備をしっかり行うことで、当日をより快適に楽しめます。
お出かけ前にもう一度この記事をチェックして、持ち物やアクセス情報を確認しておくことをおすすめします。素敵な思い出になることを願っています。

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