水面に映る富士山と、頭上を覆う真っ赤なもみじのトンネル。富士河口湖紅葉まつりは、関東から日帰りできる紅葉イベントのなかでも「富士山と紅葉を一度に撮れる」数少ない場所です。一方で、週末の午後は湖畔の道路が渋滞し、「駐車場に入れず会場を素通りした」という声も毎年のように聞かれます。
2026年の第28回富士河口湖紅葉まつりは11月7日(土)〜11月29日(日)の23日間で、昨年(11月1日〜30日)より開幕が1週間遅い日程です。会場は河口湖北岸のもみじ回廊(梨川周辺)を中心とした一帯で、入場は無料。夜は日没からもみじ回廊のライトアップが行われます。
この記事でわかること
- 2026年の開催期間・時間・ライトアップの基本情報
- 見頃の目安と、富士山がきれいに見える時間帯
- 駐車場・周遊バスを使ったアクセスと渋滞回避の具体策
- 昼と夜で変わる撮影ポイント、出店グルメ、トイレ事情
- 子連れ・シニア・カップル別の回り方と、失敗しやすいポイント
河口湖紅葉まつり2026の開催概要と見頃
富士河口湖町観光連盟の2026年告知(7月掲載)をもとに表にまとめました。時間は変更される場合があるため、直前に公式情報を確認してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 第28回 富士河口湖紅葉まつり |
| 期間 | 2026年11月7日(土)〜11月29日(日) |
| 出店時間 | 9:00〜19:00(例年の目安) |
| ライトアップ | 日没〜21:00(町観光連盟告知) |
| 会場 | 河口湖畔 河口梨川周辺(もみじ回廊)山梨県南都留郡富士河口湖町河口 |
| 料金 | 入場無料 |
| もみじの本数 | 河口湖畔全体で約400〜500本 |
| ステージ | 出店・クラフト市・土日のステージ(昨年は猿回し・和太鼓を実施) |
見頃は例年10月下旬〜11月中旬
河口湖は標高約830mにあり、都内より2〜3週間早く色づきます。例年の傾向では、10月下旬に色づき始め、11月上旬〜中旬が最盛期です。2026年は祭りの開幕が11月7日なので、最盛期と会期がほぼ重なります。会期後半の11月下旬になると散り始めの木が増えますが、足元が一面の赤い絨毯になる「散りもみじ」を好むカメラマンも少なくありません。
その年の色づきは、夏の猛暑や10月の冷え込み具合で前後します。出かける直前に富士河口湖町観光連盟の紅葉情報を確認しておくと、見頃を外すリスクを下げられます。

もみじ回廊の特徴
もみじ回廊は、梨川という小さな川の両岸に大きなもみじが並ぶ遊歩道です。枝が川の上で重なり合い、歩くと頭上が赤く覆われるトンネルのような景色になります。ゆっくり歩いても20〜30分ほどで往復できる距離です。ここは「富士山を背景に撮る場所」というより、もみじの中に入り込む体験を楽しむ場所だと考えると、期待とのズレが生じにくくなります。
もみじ回廊へのアクセス・駐車場と周辺の宿・渋滞回避
電車・バスで行く場合
- 富士急行線「河口湖駅」から河口湖周遊バス(レッドライン)で約20分、「久保田一竹美術館」下車、徒歩約5分
- 新宿・渋谷などから河口湖駅行きの高速バスも運行(所要約2時間前後。道路状況で大きく変わります)
周遊バスには乗り降り自由のフリーパスがあります。料金や運行時刻は季節で改定されることがあるため、富士急バスの公式サイトで直前に確認してください。特に注意したいのが夜の帰り道です。周遊バスの最終便はライトアップの終了時刻より早いため、夜のもみじ回廊を見てから駅へ戻る場合は、タクシーの手配か最終便の時刻に合わせた行動計画が必要になります。
車で行く場合
- 中央自動車道「河口湖IC」から約10〜15分
- 東名高速「御殿場IC」方面からもアクセス可能
- 祭り期間中は例年、無料の臨時駐車場が複数開放されます(一部有料駐車場あり・台数に限りあり)
近隣の有料駐車場は1日500円前後が相場とされています。土日祝の10時〜15時は、河口湖美術館前から会場周辺にかけて湖畔道路が渋滞しやすい時間帯です。
渋滞を避ける3つの方法
- 朝8時台に到着する: 臨時駐車場が埋まる前に停められ、朝の澄んだ空気で富士山も見えやすくなります
- パーク&ライド: 河口湖駅周辺に車を置き、周遊バスやレンタサイクルで湖畔を移動します。会場付近の駐車場探しで30分以上ロスするケースを避けられます
- 平日のライトアップ狙い: 平日夕方以降は昼に比べて車が落ち着く傾向があり、日没後に到着しても駐車しやすくなります
あわせて立ち寄りたい周辺観光スポット
- 久保田一竹美術館: もみじ回廊から徒歩圏内。着物作家・久保田一竹の作品と庭園の紅葉が見られます(有料)
- 河口湖美術館: 湖畔沿いにあり、会場への移動途中に立ち寄れます
- 大石公園: 湖越しに富士山を望む北岸の公園。秋はコキアの紅葉でも知られています
- 河口湖温泉郷: 湖畔に温泉旅館が集まり、冷えた体を温められます
宿泊予約のコツ
紅葉最盛期の11月上旬〜中旬の土曜日は、河口湖周辺の宿が早めに埋まる傾向があります。金曜泊や日曜泊にずらすと空きが見つかりやすく、宿泊料金も抑えやすいでしょう。夜のライトアップを楽しみたい場合は、会場まで徒歩圏か送迎のある宿を選ぶと、帰りの足の心配がなくなるはずです。
昼と夜の見どころ・撮影スポットと出店グルメ

昼のもみじ回廊は「逆光」がきれい
もみじは太陽の光が葉の裏から透ける逆光で撮ると、赤やオレンジが一段と鮮やかに写ります。回廊の中から空を見上げるように撮るのが定番の構図です。晴れた日の10時〜13時頃は日差しが上から入り、トンネルの天井が光って見えます。
富士山と紅葉を一緒に撮るなら午前中
富士山は、気温が上がる午後になると雲がかかりやすいと言われています。もみじと富士山を同じフレームに入れたい場合は、午前中、できれば9時前を目安にしてください。湖に映る「逆さ富士」は風のない早朝ほど出やすく、湖畔の北岸から南側を向く位置関係になるため、河口湖北岸を歩いて撮影ポイントを探すと効率的です。
夜のライトアップは三脚の扱いに注意
日没後は梨川沿いのもみじが下からライトで照らされ、昼とはまったく違う幻想的な雰囲気になります。水面に映り込むもみじも見どころです。ただし週末の夜は遊歩道が人で混み合い、三脚を広げると通行の妨げになります。手ブレ補正のあるスマートフォンの夜景モードや、欄干・手すりにカメラを固定して撮る方法が現実的です。
人混みを避けられる穴場の撮影スポット
紅葉まつりには有料観覧席のような席はなく、どこで見ても無料で楽しめます。そのぶん週末のもみじ回廊は人が集中しやすいため、少し視点を変えるのがコツです。
- 県道沿いの「もみじトンネル」: 北岸の県道沿いにもみじの並木が続き、回廊ほど人が密集しません
- 河口湖円形ホール周辺の緑地帯: 湖と富士山、紅葉をまとめて見渡せるベストポジションのひとつです
- 大石公園方面の湖畔: 会場から西へ移動すると、湖越しの富士山を広い画角で撮れます
実際に週末の昼に訪れた人の口コミでは「回廊の中は写真を撮る人で立ち止まりやすい」という声が目立ちます。回廊は朝か平日に回し、混む時間帯は周辺の湖畔で撮影するという使い分けが効率的です。
当日のタイムスケジュール例(車・土曜日)
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 8:15 | 臨時駐車場に到着。朝の富士山と湖畔を撮影 |
| 9:00 | もみじ回廊を一周。出店が開く前の人が少ない時間を満喫 |
| 10:30 | 出店・クラフト市を見て回る。土日はステージも観覧 |
| 12:00 | 湖畔で昼食(ほうとうなど) |
| 13:30 | 周辺の美術館や公園へ移動 |
| 15:30 | 宿にチェックイン、または早めに帰路(渋滞のピーク前) |
| 17:00〜 | 宿泊組は夕食後にライトアップへ |
会場の出店とクラフト市
祭り期間中は公認の飲食店が並び、山梨の郷土料理ほうとうや焼きとうもろこし、甘酒など体が温まるメニューが人気です。クラフト市では木工品や手作りアクセサリーが並び、お土産探しにも向いています。昼の12時前後は飲食の出店に行列ができやすいため、11時前か13時以降に食事をずらすと待ち時間を短縮できます。
夜のライトアップ時間帯は、出店が19時に閉まる点に注意が必要です。夜だけ訪れる場合は、夕食を事前に済ませておきましょう。
トイレと休憩
会場周辺には公衆トイレがありますが、週末の昼や夕方はトイレに列ができることがあります。子ども連れの場合は、周遊バスの乗車前や駐車場到着時に先に済ませておくと安心です。遊歩道沿いにはベンチが少なく、座って休める場所は限られます。
子連れ・シニア・カップル別の楽しみ方と雨の日の判断
子連れの場合
もみじ回廊の遊歩道は比較的平坦で、ベビーカーでも散策できる区間が多いです。ただし週末の混雑時は押して歩くのが難しくなるため、抱っこひもとの併用をおすすめします。落ち葉を拾って遊べるのも子どもには楽しいポイントです。
シニアの場合
11月の河口湖は朝晩の冷え込みが厳しく、最低気温が0℃前後まで下がる日もあります。夜のライトアップは短時間で切り上げ、足元が暗い場所ではライトを使って段差に注意してください。
カップルの場合
ライトアップが始まる日没直後の30分が、空の青さと照らされたもみじが重なる時間帯です。11月の日没は16時40分前後なので、16時半頃に回廊へ入ると、昼から夜に変わる景色を両方楽しめます。
よくある失敗談
- 「日帰りで14時に到着したら駐車場が満車」: 週末は朝のうちに到着するか、パーク&ライドを前提に計画を
- 「夜のライトアップ後、バスがもうなかった」: 周遊バスの最終便を事前に確認
- 「都内の感覚の服装で凍えた」: 都心より気温が5〜7℃低いことが多く、冬用の上着が必要な日もあります
- 「雨上がりで遊歩道がぬかるんでいた」: 歩きやすい靴で出かけましょう
雨の日はどうなる?

紅葉まつりは屋外の散策型イベントのため、多少の雨でももみじ回廊自体の見学は可能です。ただし、ステージや一部の出店は天候により中止・変更になる場合があります。濡れたもみじは色が深く見えるため、小雨の日にあえて訪れる人もいるほどです。強風や大雨の予報が出ている日は、観光協会の案内で開催状況を確認してから出発してください。
紅葉狩りの持ち物チェックリスト
湖畔の散策とライトアップ見物では、次の装備があると快適に過ごせます。
防寒用ダウンジャケット
夜のライトアップは想像以上の冷え込みです。軽量ダウンジャケットは小さく畳めて、昼は鞄にしまっておけます。
貼るカイロ
待ち時間の多い夜の見物には貼るカイロが便利です。背中や腰に貼るだけで体感温度が変わります。
モバイルバッテリー
寒さでスマートフォンの電池は早く減ります。撮影を楽しむならモバイルバッテリーを用意しましょう。
歩きやすいスニーカー
落ち葉や雨上がりの遊歩道は滑りやすいので、防水スニーカーが安心です。
小型LEDライト
ライトアップ会場の外は暗い道もあります。駐車場までの移動用にLEDライトがあると足元を確認できます。
関東近郊のほかの紅葉名所も比べたい場合は、日光紅葉2026の見頃といろは坂の渋滞回避や、高尾山紅葉2026のもみじまつりと混雑回避、箱根紅葉2026の穴場とフリーパス活用もあわせてチェックしてみてください。
お祭り・花火大会で持っていくと便利なアイテム
場所取りや待ち時間に役立つ定番アイテムを2つご紹介します。レジャーシートも折りたたみ椅子も種類が多くて選びにくいものですが、ここでは数ある製品の中から比較して「これは間違いない」と感じるものを掲載しています。雑誌や新聞にも掲載されているようですね。
1. コンパクトな防水レジャーシート
場所取りで草地や石畳に長時間座っていても下から湿気が来ないので、夜の花火大会や朝のお祭り待機で活躍します。折りたたむと小さくバッグに収まり、広げると大判で厚みもあり防水。軽くて持ち運びがラクなのも便利なポイントです。
2. 軽量な折りたたみ椅子
お祭りや花火大会の開始までの待ち時間は、座れる場所がないと体力的にしんどいもの。折りたたむとリュックに収まるサイズで軽量、座り心地もしっかりしているので、開演まで2〜3時間でも快適に待てます。一度使うと手放せないと評判のアイテムです。
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河口湖紅葉まつりのよくある質問
Q1. 河口湖紅葉まつり2026はいつからいつまでですか?
A. 2026年は11月7日(土)から11月29日(日)までの23日間です。ライトアップは日没から21時まで(町観光連盟の告知)で、昨年より開幕が1週間遅いので注意してください。
Q2. 入場料はかかりますか?
A. もみじ回廊と紅葉まつり会場の入場は無料です。周辺の美術館などは別途入館料がかかります。
Q3. 2026年の見頃はいつ頃ですか?
A. 例年は11月上旬〜中旬が最盛期です。年によって前後するため、直前に観光連盟の紅葉情報を確認してください。
Q4. 駐車場は無料ですか?
A. 祭り期間中は例年、無料の臨時駐車場が開放されます。一部有料の駐車場もあり、台数には限りがあります。
Q5. ライトアップを見た後、電車で帰れますか?
A. 周遊バスの最終便はライトアップ終了より早いため、タクシーの利用か、最終便に間に合う時間での見物を計画してください。
Q6. 富士山と紅葉を一緒に撮れる時間帯は?
A. 雲がかかりにくい午前中、特に9時前が狙い目です。風のない朝は湖面に逆さ富士が映ることもあります。
Q7. ベビーカーでも回れますか?
A. 平坦な区間が多く散策できますが、週末の混雑時は押しにくくなるため、抱っこひもとの併用が安心です。
富士山ともみじの秋を満喫するために
富士河口湖紅葉まつりは、2026年11月7日〜29日の23日間、日没後のライトアップまで楽しめる入場無料のイベントです。混雑を避けるカギは「週末は朝8時台に到着」「夜は帰りの足を先に確保」の2点に尽きます。見頃のピークは11月上旬〜中旬なので、宿や休みの予定は今のうちに押さえておきましょう。防寒着を一枚多めに用意して、昼の逆光もみじと夜の幻想的なライトアップ、両方の河口湖を味わってください。



