新宿駅南口から歩いて約10分。高層ビルのすぐ裏手に、約58ヘクタールの庭園が広がっています。新宿御苑の秋は、黄色いイチョウ、茶色がかったオレンジのラクウショウ、真っ赤なモミジと、樹種ごとに色づく時期がずれるため、11月中旬から12月中旬まで約1か月にわたって紅葉を楽しめるのが特徴です。
入園料は一般500円。都心の紅葉スポットとしては手頃ですが、閉園が16時30分と早いこと、酒類の持ち込みができないことなど、事前に知っておきたいルールもあります。さらに11月前半は「菊花壇展」が重なり、紅葉と菊を一度に見られる時期でもあります。
この記事でわかること
- 新宿御苑の紅葉2026の見頃と、樹種別の色づく順番
- 入園料・開園時間・休園日と、チケットの買い方
- モミジ山やプラタナス並木など、園内のおすすめスポット
- 3つの門の使い分け、最寄り駅と駐車場
- 混雑を避ける時間帯、服装・持ち物、子連れでの回り方
新宿御苑の紅葉2026 見頃と入園料・開園時間
新宿御苑の紅葉は、例年11月中旬〜12月中旬が見頃です。最初にイチョウやプラタナスが黄色く色づき、モミジやラクウショウが追いかけるように染まっていきます。2026年は一部の紅葉予報で、色づきのピークが12月上旬〜中旬にずれ込むという予測も出ています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 見頃の目安 | 11月中旬〜12月中旬(樹種によって異なる) |
| 開園時間 | 10月1日〜3月14日は9:00〜16:30(入園は16:00まで) |
| 休園日 | 毎週月曜(祝日の場合は翌平日)、年末年始 |
| 入園料 | 一般500円/65歳以上・学生(高校生以上)250円/中学生以下無料 |
| 年間パスポート | 一般2,000円 |
| 支払い方法 | 現金、交通系ICカード(ゲートでタッチ)、オンラインQRチケット |
| 所在地 | 東京都新宿区内藤町11 |
入園ゲートでは交通系ICカードがそのまま使えるため、券売機に並ぶ必要がありません。週末の新宿門は券売機に行列ができることがあるので、ICカードかオンラインチケットを使うと入園までの時間を短縮できます。
樹種別の色づく順番
| 樹種・場所 | 色 | 見頃の目安 |
|---|---|---|
| イチョウ(温室周辺・中央休憩所付近) | 黄色 | 11月中旬〜下旬 |
| プラタナス並木(フランス式整形庭園) | 黄〜茶色 | 11月中旬〜下旬 |
| ラクウショウ(母と子の森・下の池) | 赤茶〜オレンジ | 11月下旬〜12月上旬 |
| モミジ山(日本庭園の奥) | 赤 | 12月上旬〜中旬 |
「黄色の紅葉を見たいなら11月下旬、赤いモミジを見たいなら12月上旬」と覚えておくと、日程を決めやすくなります。
11月1日〜15日は菊花壇展も開催
2026年の菊花壇展は11月1日(日)〜15日(日)に日本庭園で開催予定です。竹やよしずで作られた「上家(うわや)」と呼ばれる展示小屋の中に、7種類の様式で仕立てられた菊が並ぶ、皇室ゆかりの伝統行事です。追加料金はなく、通常の入園料で見学できます。紅葉の始まりと菊の見頃が重なるのは11月中旬だけなので、両方楽しみたい人は11月10日〜15日ごろが狙い目です。
新宿御苑の紅葉おすすめスポットと撮影ポイント
モミジ山
日本庭園の奥にある小高いエリアで、新宿御苑の紅葉のフィナーレを飾る場所です。カエデが山全体を覆うように植えられ、12月上旬には赤やオレンジに燃え立ちます。午前中は木々の間から光が差し込み、葉が透けて見えます。現地で見上げると赤の濃淡がよくわかるので、10時〜11時ごろの撮影がおすすめです。
プラタナス並木
フランス式整形庭園に4列に並ぶプラタナス(モミジバスズカケノキ)の並木です。左右対称の並木道は、ヨーロッパの公園のような雰囲気があります。落葉が進むと地面一面が黄金色の絨毯のようになり、ベンチに座ってゆっくり眺める人の姿も多く見られます。
母と子の森とラクウショウ
園の南側、下の池のほとりにあるラクウショウは、水辺に「気根(きこん)」と呼ばれる根を突き出す珍しい木です。秋にはレンガ色に色づき、池の水面に映り込む姿が印象的です。母と子の森ではクヌギやコナラの黄葉の中に、カエデの赤がアクセントのように混ざります。
日本庭園と旧御涼亭
池泉回遊式の日本庭園では、池越しに紅葉と旧御涼亭(台湾閣)を一緒に写す構図が人気です。午後になると西日が池を照らすため、14時〜15時ごろは水面のきらめきと紅葉を同時に撮りやすい時間帯です。
新宿御苑へのアクセスと3つの門の使い分け
新宿御苑には新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門の3つの入口があります。目当てのスポットに近い門を選ぶと、広い園内を効率よく回れます。
| 門 | 最寄り駅 | 近いスポット |
|---|---|---|
| 新宿門 | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」徒歩5分/JR新宿駅南口 徒歩10分 | プラタナス並木、イチョウ、大温室 |
| 大木戸門 | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」徒歩5分 | 日本庭園、モミジ山 |
| 千駄ヶ谷門 | JR総武線「千駄ケ谷」徒歩5分/都営大江戸線「国立競技場」徒歩5分 | 母と子の森、ラクウショウ |
いちばん利用者が多いのは新宿門で、週末の昼は入口付近が混み合いがちです。赤いモミジが目当てなら大木戸門、ラクウショウを見たいなら千駄ヶ谷門から入ると、混雑を避けながら目的地へ近づけます。
車で行く場合の駐車場
駐車場は大木戸門の近くにあり、収容台数は普通車200台です。料金は2時間まで600円、以降30分ごとに加算され、1日の上限は2,900円です。営業は7:30〜21:00。紅葉シーズンの週末は昼前に満車になることもあるため、電車での来園のほうが安心です。
混雑を避ける時間帯と当日のタイムスケジュール例
紅葉シーズンの新宿御苑は、天気のよい土日の11時〜14時が混雑のピークです。園が広いので身動きが取れないほどにはなりにくいものの、人気スポットの前では撮影待ちが発生します。
空いている時間を狙うコツ
- 平日の開園直後(9時台):芝生も並木もまだ人が少なく、朝の光で撮影しやすい
- 新宿門以外から入る:大木戸門・千駄ヶ谷門は入園の待ち時間が短い
- 曇りの日を選ぶ:晴天の週末に比べて人出が落ち着き、逆光を気にせず撮影できる
赤と黄を両方見るタイムスケジュール例(12月上旬の週末)
| 時間 | 行動 |
|---|---|
| 9:00 | 大木戸門から入園、まずはモミジ山へ |
| 10:00 | 日本庭園を一周、旧御涼亭と紅葉を撮影 |
| 11:00 | 母と子の森でラクウショウを見る |
| 11:45 | 早めの昼食(園内の休憩所またはお弁当) |
| 13:00 | プラタナス並木と芝生エリアでのんびり |
| 14:30 | 新宿門から退園、新宿駅方面へ |
12月上旬の日没は16時30分ごろで、閉園時刻とほぼ同じです。15時を過ぎると園内は急に冷え込むため、写真を撮るなら午前から昼過ぎまでに済ませておくと快適です。
ピクニックにも使える服装と持ち物

新宿御苑は芝生エリアが広く、ピクニックを楽しむ人の姿もよく見かけます。ただし酒類の持ち込みは禁止で、入園時に手荷物の確認が行われることがあります。ボール遊びやバドミントンなどの遊具も使えません。
軽量のレジャーシート
芝生でお弁当を広げるなら、防水タイプのレジャーシートがあると便利です。11月下旬以降は地面からの冷えが伝わるため、厚手のものか、下にアルミシートを重ねると快適に座れます。
重ね着しやすいアウター
日なたは暖かくても、木陰や夕方は一気に冷えます。フリースや薄手のダウンを一枚持っておくと、気温の変化に合わせて調整しやすいでしょう。
歩きやすいスニーカー
園内の周囲は約3.5km。主要スポットを全部回ると5km前後歩くこともあります。落ち葉の上は意外と滑るので、クッション性のあるスニーカーを選びましょう。
保温ボトル
温かいお茶やコーヒーを入れた保温ボトルがあると、芝生でひと休みするときに重宝します。自動販売機や売店はあるものの、混雑時は並ぶこともあります。
雨天時の判断基準
新宿御苑は雨の日も通常どおり開園です。ただし雨の日は芝生エリアに入りにくく、屋根のある休憩所も限られます。小雨程度なら、濡れた紅葉が色濃く見え、来園者も少ないので撮影には好条件です。台風や強風の際は臨時休園になる場合があるため、環境省の公式サイトで確認してください。
お祭り・花火大会で持っていくと便利なアイテム
場所取りや待ち時間に役立つ定番アイテムを2つご紹介します。レジャーシートも折りたたみ椅子も種類が多くて選びにくいものですが、ここでは数ある製品の中から比較して「これは間違いない」と感じるものを掲載しています。雑誌や新聞にも掲載されているようですね。
1. コンパクトな防水レジャーシート
場所取りで草地や石畳に長時間座っていても下から湿気が来ないので、夜の花火大会や朝のお祭り待機で活躍します。折りたたむと小さくバッグに収まり、広げると大判で厚みもあり防水。軽くて持ち運びがラクなのも便利なポイントです。
2. 軽量な折りたたみ椅子
お祭りや花火大会の開始までの待ち時間は、座れる場所がないと体力的にしんどいもの。折りたたむとリュックに収まるサイズで軽量、座り心地もしっかりしているので、開演まで2〜3時間でも快適に待てます。一度使うと手放せないと評判のアイテムです。
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子連れ・カップル・シニア別の楽しみ方

子連れファミリー
中学生以下は入園無料なので、家族で訪れても大人分の入園料だけで済みます。広い芝生は子どもが思いきり走り回れる貴重な場所です。園内の主要な通路は舗装されていてベビーカーでも移動しやすく、授乳室やおむつ替えスペースのある休憩所も設けられています。
カップル
プラタナス並木のベンチや、池越しに旧御涼亭を望む日本庭園は、落ち着いて過ごせる場所です。日本庭園の茶室「楽羽亭」では抹茶と和菓子をいただけるので、散策の合間のひと休みにおすすめです。
シニア・三世代
65歳以上は入園料250円。園内には休憩所やベンチが点在しているので、無理のないペースで回れます。高低差が少ない新宿門〜プラタナス並木〜イチョウのルートなら、足腰に不安がある方でも歩きやすいでしょう。
周辺の観光・グルメスポット
新宿門を出れば、新宿三丁目のカフェや百貨店まで徒歩圏内です。千駄ヶ谷門側には明治神宮外苑が近く、イチョウ並木と合わせて「はしご紅葉」を楽しむ人もいます。大木戸門側の四谷・新宿御苑前エリアには、落ち着いた雰囲気の喫茶店や洋菓子店が多く集まっています。
過去の来園者がつまずきやすいポイント
- 月曜日に訪れて休園日だった(祝日の翌平日も休園になる)
- 15時過ぎに着いて、16時の最終入園までに主要スポットを回りきれなかった
- ワインを持参して入口の手荷物確認で預けることになった
- 赤いモミジ目当てで11月中旬に行き、まだ青葉だった
よくある質問

Q. 新宿御苑の紅葉は2026年いつが見頃ですか?
A. イチョウやプラタナスは11月中旬〜下旬、モミジは12月上旬〜中旬が目安です。秋の気温によって前後するため、公式サイトの「みどころ情報」で直前に確認すると確実です。
Q. 紅葉のライトアップはありますか?
A. 通常の開園時間は16時30分までで、紅葉の夜間ライトアップは例年の定例行事にはなっていません。特別な夜間イベントが行われる年もあるため、最新のお知らせを確認してください。
Q. 入園料はいくらですか?
A. 一般500円、65歳以上と高校生以上の学生は250円、中学生以下は無料です。交通系ICカードでもゲートを通れます。
Q. 休園日はいつですか?
A. 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始です。例年、菊花壇展の期間中は休園日なしで開園する扱いになることがあるため、公式の開園カレンダーで確認してください。
Q. お弁当を持ち込んで食べられますか?
A. お弁当の持ち込みは可能で、芝生エリアで食べられます。ただし酒類の持ち込みは禁止されています。
Q. ペットと一緒に入園できますか?
A. ペットの同伴はできません。身体障害者補助犬は入園できます。
Q. 一番空いている門はどこですか?
A. 新宿門がもっとも混みやすく、大木戸門や千駄ヶ谷門は比較的スムーズに入園できます。目当てのスポットに近い門を選ぶのがおすすめです。
都心の庭園で長く紅葉を楽しむために
新宿御苑の紅葉は、黄色のイチョウから始まり、ラクウショウのレンガ色、モミジ山の赤へと、1か月かけて主役が移り変わります。11月前半なら菊花壇展、11月下旬なら黄葉、12月上旬なら赤いモミジと、見たい景色に合わせて訪れる日を選べるのが魅力です。
行く日を決めたら、まず月曜休園かどうかを確認し、目当てのスポットに近い門と最寄り駅を調べておきましょう。レジャーシートと温かい飲み物を用意して、都心とは思えない静かな秋の庭園で、ゆっくりと過ごしてみてください。



