静岡市の夏の風物詩として70年以上の歴史を持つ安倍川花火大会。2026年は第73回を迎え、約15,000発の花火が安倍川の河川敷から打ち上げられます。尺玉やスターマインに加え、大仕掛けの創作花火も見どころのひとつ。穴場スポットから混雑回避、持ち物リストまで、当日を快適に過ごすための情報を網羅しました。
- 2026年の開催日程と打ち上げスケジュール
- 混雑を避けて楽しめる穴場スポット5選
- 桟敷席(有料観覧席)の入手方法
- 屋台の場所と営業時間
- アクセス・交通規制・帰りの混雑回避ルート
安倍川花火大会2026の日程・タイムスケジュール
第73回安倍川花火大会の開催概要は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年7月18日(土) |
| 打ち上げ時間 | 19:30〜21:00 |
| 打ち上げ数 | 約15,000発 |
| 会場 | 安倍川河川敷(田町三丁目付近) |
| 例年来場者数 | 約50万人 |
| 荒天時 | 翌日に順延(再順延の場合は中止) |
花火の打ち上げ開始は19時30分ですが、河川敷には16時頃から場所取りの人が増え始めます。屋台も16時30分頃から営業を開始するため、早めに到着して屋台グルメを楽しんでから花火に備えるのがおすすめです。
当日のモデルスケジュールとしては、15時30分に静岡駅到着、16時にシャトルバスで会場入り、16時30分〜18時に屋台巡り、18時30分に観覧場所を確保、19時30分に花火開始、21時終了後は30分ほど待ってから移動、という流れが無理のないプランです。
穴場の観覧スポット5選と有料席の比較
メイン会場の河川敷は大変な混雑になります。少し離れた場所でも十分に花火を楽しめるスポットがあります。
向敷地側の河川敷(対岸エリア)
打ち上げ地点の対岸にあたる向敷地側は、メイン会場ほど混雑しません。視界を遮る建物がなく、川面に映る花火も美しいポイントです。JR安倍川駅から徒歩約15分でアクセスできます。現地に行くと河川敷の芝生が広がっており、シートを敷いて寝転がりながら見上げる花火は格別です。
静岡商業高校前の土手
打ち上げ会場に近く、迫力ある花火を楽しめるスポットです。JR静岡駅から徒歩約35分と少し距離がありますが、メイン会場の喧騒を避けたい方に向いています。夕方17時頃に到着した場合でも、土手沿いのため見通しが良好で、比較的快適に観覧できたという声があります。
羽鳥大門町10番地付近の堤防上
打ち上げ地点から南方向に位置する堤防で、正面から花火を見られるポイントです。地元の方に知られたスポットで、17時頃までに到着すれば快適に観覧できます。周囲に街灯が少ないため、暗い中での足元に注意が必要です。
アピタ静岡店周辺
商業施設のため駐車場やトイレの心配が少なく、家族連れに人気があります。花火の全景が見えるほか、買い物もできて利便性が高い場所です。ただし駐車場には台数制限があるため、早めの到着を推奨します。
田町公園周辺
会場から少し北側に位置し、地元住民がよく利用する観覧ポイントです。混雑のピークを過ぎた18時頃でもスペースが見つかることがあります。近くにコンビニもあり、飲み物の補充に便利です。
桟敷席と無料エリアの違い
| 項目 | 桟敷席 | 無料エリア |
|---|---|---|
| 入手方法 | 花火大会への協賛申込者限定 | 河川敷の空きスペースに自由に設置 |
| 価格 | 協賛金に含まれる(一般販売なし) | 無料 |
| メリット | 最前列エリアで座席確保済み | 好きな場所を選べる |
| おすすめの人 | 企業・団体で観覧したい方 | 穴場スポットで自由に楽しみたい方 |
安倍川花火大会の桟敷席は一般販売されていません。花火大会への協賛・協力を申し込んだ方にチケットが配布される仕組みです。個人で確実に良い場所を確保したい場合は、穴場スポットに早めに到着するのが現実的な方法です。
屋台グルメと周辺の食事スポット
屋台エリアの概要
出店エリアは河川敷の両岸に広がり、例年300〜400店舗が並びます。営業時間は16時30分頃から花火終了後の21時頃までが目安です。17時30分を過ぎると屋台エリアは大変な混雑になるため、早めの購入をおすすめします。
静岡ならではのおすすめグルメ
地元グルメとして、静岡おでん(黒はんぺん入り・1串100円程度)は外せません。牛すじの出汁で煮込まれた黒はんぺんは、一般的なおでんとは一味違う食感が楽しめます。富士宮やきそば(500〜600円)も定番で、もちもちの蒸し麺と肉かすのトッピングが特徴的です。定番の焼きとうもろこし、かき氷、たこ焼きに加え、最近はタピオカドリンクやクレープなどスイーツ系の屋台も増えています。混雑を避けるなら、16時30分〜17時の開店直後が狙い目です。
アクセス・トイレ・駐車場・帰りの混雑回避
電車・シャトルバスでのアクセス
JR静岡駅から会場まで徒歩約30〜40分です。当日は静岡県庁南側からシャトルバス(片道190円)が運行され、会場付近まで約10分で到着します。シャトルバスは15時頃から運行開始で、17時以降は乗車待ちの行列ができるため早めの利用が賢明です。大阪・名古屋方面からは新幹線で静岡駅まで約1時間〜1時間30分、東京からは約1時間です。
トイレ・コインロッカーの位置
河川敷には仮設トイレが複数箇所設置されますが、混雑時は15〜20分待ちになることもあります。静岡駅構内のトイレを事前に利用しておくと安心です。コインロッカーは静岡駅北口・南口の改札外にあり、中型400円・大型600円です。荷物を預けて身軽に会場入りするのがおすすめです。
駐車場情報
安倍川花火大会には公式の無料駐車場がありません。公式サイトでも「シャトルバス運行及び一般駐車場はありません」と案内されており、徒歩・自転車・公共交通機関での来場が推奨されています。静岡駅周辺の民間コインパーキング(1日最大800〜1,500円程度)を利用する場合は、15時までの駐車を目安にしてください。それ以降は満車になるケースが多いです。
帰りの混雑回避ルート
21時の花火終了後は約50万人が一斉に帰路につくため、駅周辺は大混雑になります。混雑を緩和するコツを紹介します。
- 終了後30分は会場で待機する — 21時直後がピーク。河川敷で余韻を楽しみつつ30分待つと、駅の混雑がかなり緩和されます
- 安倍川駅を利用する — 対岸の穴場スポットから見ていた場合は、静岡駅ではなくJR安倍川駅(徒歩約15分)が近くて空いています
- 交通系ICカードを事前チャージ — TOICAやSuicaへの残高チャージを事前に済ませておくと、券売機の行列を回避できます
- 新静岡駅方面へ徒歩で分散 — 静岡鉄道の新静岡駅(静岡駅から徒歩約5分)も選択肢です。藤枝・清水方面は静鉄が便利です
持ち物チェックリストと暑さ対策

7月中旬の静岡は気温30度を超える蒸し暑さになります。河川敷は日陰がほとんどないため、万全の対策を整えてお出かけください。
レジャーシート
河川敷での場所取りにはレジャーシートが必須です。2〜3人用の200cm x 150cmサイズが使いやすく、裏面に防水加工があるタイプなら河川敷の湿気も気になりません。1,000〜2,000円程度で購入できます。
虫よけスプレー
河川敷は蚊やブユが多い環境です。肌に直接塗るタイプの虫よけスプレーに加え、シートの周囲に置ける蚊取り線香タイプも併用すると効果的です。小さなお子さん連れの場合は、ディート不使用のイカリジン配合タイプが安心です。
携帯扇風機
首掛けタイプの携帯扇風機は、花火の待ち時間に大活躍します。USB充電式で風量3段階のモデルが2,000〜3,000円程度です。ミスト付きタイプなら体感温度をさらに下げられます。
大容量モバイルバッテリー
花火の写真や動画撮影でスマートフォンのバッテリーを消耗しがちです。容量10,000mAh以上のモバイルバッテリーがあれば、iPhoneなら約2.5回分のフル充電が可能です。帰りの地図アプリ利用にも安心です。
写真撮影のコツと雨天時の対応
撮影ベストポジション
| 撮影ポイント | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| メイン会場正面 | 花火を正面から捉えられる。迫力最大 | 高(場所取り必須) |
| 向敷地側対岸 | 川面の反射を含む幻想的な写真が撮影可能 | 高 |
| 静岡商業高校前土手 | やや高い位置から全景を俯瞰できる | 中 |
スマートフォンで花火を撮影する場合は、ナイトモードを使い、三脚やスマホスタンドで固定するとブレを防げます。明るいうちに構図を決めておくのがコツです。シャッタースピードを手動設定できるカメラアプリを使えば、花火の軌跡をきれいに残せます。
雨天時の判断
安倍川花火大会は小雨決行ですが、荒天の場合は翌日に順延されます。再度荒天の場合は中止となります。当日の開催可否は静岡市公式サイト(city.shizuoka.lg.jp)や大会公式の告知で確認してください。レインコートを携帯しておくと、急な天候変化にも対応できます。傘は周囲の視界を遮るため、河川敷での使用は控えめにしましょう。
よくある質問

Q. 安倍川花火大会の打ち上げ数は何発ですか?
2026年の第73回大会では約15,000発の花火が打ち上げられます。尺玉(直径約300メートルに開く大玉)やスターマインのほか、創作花火やナイアガラ仕掛けなど多彩なプログラムが組まれています。
Q. 桟敷席(有料席)は一般購入できますか?
一般販売は行われていません。花火大会への協賛・協力を申し込んだ方に桟敷席のチケットが配布される仕組みです。個人観覧の場合は、無料エリアか穴場スポットでの観覧になります。
Q. 駐車場はありますか?
公式の無料駐車場・シャトルバス用駐車場ともにありません。公式サイトでも徒歩・自転車での来場が案内されています。車の場合は静岡駅周辺のコインパーキングを利用してください。
Q. 子連れで楽しめますか?
穴場スポット(アピタ静岡店周辺や向敷地側対岸)なら比較的ゆったり過ごせます。仮設トイレの位置を事前に確認し、虫よけや飲み物を多めに持参してください。ベビーカーは河川敷の砂利道では使いにくいため、抱っこ紐のほうが機動力があります。
Q. 花火が見えるホテルはありますか?
静岡駅周辺の高層階ホテル(ホテルアソシア静岡・ホテルセンチュリー静岡など)の上層階からは花火が見える場合があります。花火が見える部屋は限られ、花火大会当日は早期に予約が埋まります。1泊10,000〜20,000円程度で、6月までの予約を推奨します。
Q. シャトルバスの運行時間と料金は?
静岡県庁南側から会場付近まで片道190円のシャトルバスが15時頃から運行します。帰りのシャトルバスも21時過ぎまで運行予定ですが、乗車待ちの行列が長くなるため、徒歩で静岡駅まで戻る方も多いです。
Q. 安倍川花火大会の歴史はどのくらいですか?
1953年(昭和28年)に第1回が開催され、2026年で第73回を迎えます。戦後の復興を願って始まった大会で、70年以上にわたって静岡市民に愛されてきました。途中、台風や増水で中止になった年もありますが、静岡県内で最も歴史のある花火大会のひとつです。
Q. 花火大会当日の気温はどのくらいですか?
7月中旬の静岡市は日中の最高気温が32〜35度、夜間でも25度前後の蒸し暑さが続きます。河川敷は風が通りやすいものの、日没前の待機時間は特に暑さ対策が欠かせません。凍らせた飲み物と冷感タオルの持参をおすすめします。
安倍川の夏の夜を満喫するために

73回の歴史を持つ安倍川花火大会は、静岡の夏に欠かせない風物詩です。約15,000発の花火が川面に映える光景は、都心の大規模花火大会とはまた違った趣があります。穴場スポットを活用すれば、混雑を避けながらも十分な迫力を楽しめます。暑さ対策と帰りの交通手段をしっかり準備して、夏の夜のひとときを存分に味わってみてください。交通系ICカードへのチャージと、凍らせた飲み物の準備をお忘れなく。

