青山通りから一歩入ると、道の両側に黄金色のトンネルがまっすぐ続いています。東京の晩秋を代表する神宮外苑のいちょう並木は、約300mの道に4列、146本のイチョウが並ぶ景観です。入場は無料で、見頃の週末には朝から多くの人でにぎわう人気スポットです。
この記事でわかること
- 2026年の見頃予想と、ライトアップ・いちょう祭りの最新状況
- 並木が美しく見える理由(遠近法の植え方と歴史)
- 混雑を避けられる時間帯と、半日のモデルコース
- 写真撮影のベストポジションと周辺観光の回り方
- 寒さ・雨に備えた服装と持ち物
神宮外苑いちょう並木2026の見頃とライトアップ情報
まず結論から整理します。2026年の見頃は11月下旬が中心になる見込みで、日本気象株式会社の10月1日発表では11月26日ごろと予想されています。過去の実績を見ると、2024年は11月24日ごろから12月8日ごろ、2025年は11月19日ごろから見頃を迎えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 場所 | 東京都港区北青山一丁目〜二丁目(青山通り口〜外苑中央広場円周道路) |
| 規模 | 約300m・4列・146本 |
| 色づき始め | 例年11月中旬 |
| 見頃予想(2026年) | 11月26日ごろ(11月下旬〜12月上旬) |
| 料金 | 無料(並木道は公道) |
| 所要時間の目安 | 並木の往復と撮影で1〜2時間 |
ライトアップは2026年も実施される?
2025年は11月22日〜30日の16:30〜19:30ごろに無料のライトアップが行われ、期間中は並木道の車道が13時から21時まで通行止めになりました。2026年分は「11月下旬・16:30〜19:30ごろ」と案内する情報もありますが、10月下旬の時点で正式な日程は確定していません。出かける前に東京都建設局の発表を確認するのが確実です。
いちょう祭り(屋台)は開催される?
かつては並木沿いに屋台が並ぶ「いちょう祭り」が名物でしたが、開催は2019年が最後とされ、近年は行われない年が続いています。2026年の開催も現時点では発表されていません。屋台の食べ歩きを期待して行くと物足りなく感じるかもしれないため、軽食は周辺のカフェやコンビニで確保する前提で計画すると安心です。
2026年に知っておきたい注意点
並木の先にある聖徳記念絵画館は保存修理工事が行われているとの情報があり、定番の「並木の奥に絵画館」という構図に足場が写り込む可能性があります。また、例年この時期に外苑で開かれていたクリスマスマーケットは、2026年は神宮外苑では開催されません。過去の記事を見て予定を立てる場合は、こうした変化に注意しておきましょう。
いちょう並木はなぜ美しい?遠近法の植え方と100年の歴史

並木を歩いていて「どこまでも続いて見える」と感じるのには理由があります。イチョウは青山通り側に背の高い木、絵画館側に低い木を植える配置になっていると言われています。奥へ行くほど木が低くなるため、遠近感が強調され、実際の約300mより長く見える仕組みです。
植えられたのは1923年(大正12年)。明治神宮外苑の整備にあわせ、新宿御苑で採取した種から育てた苗が使われたと伝えられています。100年以上前の設計が、今も晩秋の景色を形づくっているわけです。
葉が落ちたあとの「黄色いじゅうたん」も見どころ
見頃の終盤、12月に入ると落葉が進み、歩道一面が黄色く染まります。木の上の黄葉が減る分、足元の景色を楽しめる時期です。満開の黄葉を狙うなら11月下旬、落ち葉のじゅうたんも見たいなら12月上旬と、目的で行く日を選ぶとよいでしょう。
子連れ・カップル別 空いている時間帯と半日モデルコース

実際に見頃の週末に訪れると、土曜日の昼は人をよけながら歩くほど混み合います。混雑のピークは見頃と重なる11月最後の2回の週末です。人の少ない写真を撮りたいなら、日の出から8時30分ごろまでが狙い目になります。
時間帯別の混雑の目安
| 時間帯 | 平日 | 土日祝 |
|---|---|---|
| 6:30〜8:30 | 空いている | 比較的空いている |
| 9:00〜11:00 | やや混む | 混み始める |
| 11:00〜15:00 | 混む | 最も混む |
| 15:00〜16:30 | やや混む | 混む |
| ライトアップ時間帯 | 混む | 非常に混む |
朝活派の半日モデルコース
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 7:00 | 青山一丁目駅または外苑前駅に到着、駅のトイレを利用 |
| 7:10 | 青山通り口から並木に入り、人の少ない構図で撮影 |
| 8:00 | 並木の中ほどまで歩き、4列の木が重なる角度を探す |
| 9:00 | 周辺のカフェで朝食、体を温める |
| 10:30 | 表参道方面や新宿御苑へ移動して紅葉めぐり |
人の少ない穴場スポット
並木の中心部が混雑していても、絵画館側の端(並木の北側)は比較的人がまばらです。青山通り口から入った人の多くが手前で撮影を済ませて引き返すためです。また、外苑中央広場の円周道路沿いにもイチョウがあり、並木ほどの人出がない穴場として知られています。有料席・無料席のような区分はなく、どこからでも自由に鑑賞できるのも魅力です。
帰りの混雑回避のコツ
昼前後の青山一丁目駅や外苑前駅は、並木帰りの人で改札が混雑しがちです。帰りは信濃町駅や国立競技場駅など、並木の北側の駅を使うと人の流れを分散できます。並木を青山通り側から北へ歩き抜けて、そのまま反対側の駅から帰るルートにすると往復の重複もありません。
子連れ・高齢の家族と行く場合
並木道は平坦で歩きやすく、ベビーカーでも通れます。ただし見頃の土日の昼は人が密集するため、ベビーカーなら平日か早朝が向いています。高齢の家族と一緒なら、ベンチで休める周辺の広場やカフェを途中に挟むと無理なく楽しめるでしょう。カップルには、色づいた並木を背景にした写真を撮れる早朝や、ライトアップの時間帯が人気です。
写真撮影のベストポジションと周辺観光

撮影のベストポジションと時間帯
- 青山通り口の正面:並木が奥へ続く定番の構図。遠近法の効果が最もわかりやすい位置
- 中央の車道寄りの歩道:4列の木が左右対称に重なり、トンネル感が強く出る
- 落葉期の足元:しゃがんで低い位置から撮ると、黄色いじゅうたんが画面いっぱいに広がる
光がきれいなのは、斜めから日が差す朝8時前後と15時前後です。逆光気味に撮ると、葉が透けて明るい黄色に写ります。車道での撮影は危険なので、必ず歩道から撮りましょう。
トイレと休憩場所
並木道そのものにトイレは多くありません。駅のトイレを使ってから向かうか、周辺の公園施設やカフェを利用するのが現実的です。授乳室やコインロッカーが必要な場合も、駅や近隣の商業施設を事前に確認しておくと安心です。
駐車場情報
車の場合は、神宮外苑の絵画館駐車場などが候補になります。普通車は1日2,000円(2026年1月改定)との情報があります。ただし見頃の週末は満車になりやすく、周辺道路も渋滞しがちです。ライトアップ期間は並木道の車道が通行止めになるため、電車での来訪が無難でしょう。
周辺観光スポットとあわせて楽しむ
いちょう並木は、ほかの紅葉スポットと組み合わせやすい立地にあります。表参道・青山エリアでのランチや買い物、新宿御苑の紅葉、明治神宮の参拝などと組み合わせると、1日で晩秋の東京を満喫できるでしょう。遠方から訪れて1泊するなら、青山・赤坂・新宿エリアのホテルが移動しやすく、朝の空いている時間帯にも間に合います。
過去の来訪者がやりがちな失敗
- 見頃前の11月上旬に行き、まだ緑色の葉が多かった
- 土日の昼に着いて、人の写り込みのない写真が撮れなかった
- 屋台があると思い込み、食事場所を探して歩き回った
- 車で来て駐車場が満車、周辺をぐるぐる回ることになった
服装と持ち物チェックリスト

11月下旬の東京は、朝の気温が5〜8℃まで下がる日があります。早朝に撮影するなら、真冬に近い服装で出かけましょう。
寒さ対策の服装
重ね着で調整できる服装が便利です。日中は歩くと暖かく感じる一方、朝や日没後は一気に冷えます。薄手のダウンにマフラーを合わせ、脱ぎ着しやすくしておくと快適です。
雨の日の判断基準
並木は屋外なので、雨の日は足元が滑りやすくなります。小雨なら濡れた落ち葉が色鮮やかに見えるという魅力もありますが、強い雨や風の日は落葉が一気に進むこともあります。ライトアップは天候で中止になる場合があるため、当日の発表を確認してから出かけましょう。
当日あると便利なアイテムを、具体的なジャンル別にまとめました。
貼るカイロ
早朝撮影の冷え対策には貼るカイロが手軽です。背中や腰に貼るだけで体感温度が変わります。
モバイルバッテリー
寒い場所ではスマホのバッテリーが減りやすく、写真を撮り続けると夕方には残量が心配になります。モバイルバッテリーがあると安心です。
スマホ対応手袋
手袋を外さずに撮影できるスマホ対応手袋は、早朝の撮影で重宝します。
折りたたみ傘
晩秋は天気が変わりやすい季節です。軽量の折りたたみ傘をバッグに入れておくと、にわか雨でも慌てずにすみます。
スマホ用ミニ三脚
ライトアップの時間帯は手ブレしやすくなります。スマホ用ミニ三脚があると、夜でもくっきりした写真を撮りやすくなるでしょう。人の多い場所では周囲の通行の妨げにならないよう配慮しましょう。
お祭り・花火大会で持っていくと便利なアイテム
場所取りや待ち時間に役立つ定番アイテムを2つご紹介します。レジャーシートも折りたたみ椅子も種類が多くて選びにくいものですが、ここでは数ある製品の中から比較して「これは間違いない」と感じるものを掲載しています。雑誌や新聞にも掲載されているようですね。
1. コンパクトな防水レジャーシート
場所取りで草地や石畳に長時間座っていても下から湿気が来ないので、夜の花火大会や朝のお祭り待機で活躍します。折りたたむと小さくバッグに収まり、広げると大判で厚みもあり防水。軽くて持ち運びがラクなのも便利なポイントです。
2. 軽量な折りたたみ椅子
お祭りや花火大会の開始までの待ち時間は、座れる場所がないと体力的にしんどいもの。折りたたむとリュックに収まるサイズで軽量、座り心地もしっかりしているので、開演まで2〜3時間でも快適に待てます。一度使うと手放せないと評判のアイテムです。
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神宮外苑いちょう並木のよくある質問

Q. 2026年の見頃はいつですか?
A. 11月下旬が中心で、日本気象株式会社の予想では11月26日ごろ。落ち葉のじゅうたんを見たいなら12月上旬も狙い目です。
Q. 入場料はかかりますか?
A. 並木道は公道のため無料です。ライトアップも2025年は無料で実施されました。
Q. いちょう祭りの屋台はありますか?
A. いちょう祭りは2019年が最後とされ、2026年の開催は発表されていません。食事は周辺のカフェなどで確保する前提で計画しましょう。
Q. 最寄り駅はどこですか?
A. 東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線の青山一丁目駅、銀座線の外苑前駅(徒歩約8分)、都営大江戸線の国立競技場駅(徒歩約5分)、JRの信濃町駅(徒歩約5分)が利用できます。
Q. 人の少ない時間帯はいつですか?
A. 日の出から8時30分ごろまでが最も空いています。反対に、土日の11時〜15時は最も混雑する時間帯と考えておきましょう。
Q. ライトアップの時間は?
A. 2025年は16:30〜19:30ごろでした。2026年の正式な日程は東京都建設局の発表を確認してください。
Q. 雨の日でも楽しめますか?
A. 小雨なら濡れた葉が鮮やかに見える楽しみもあります。足元が滑りやすいので、歩きやすい靴で出かけましょう。
黄金色のいちょう並木を、ベストな日時で楽しもう
神宮外苑のいちょう並木は、2026年も11月下旬に見頃を迎える見込みです。人の少ない写真を狙うなら早朝、ライトアップを楽しむなら11月下旬の夕方と、目的で時間帯を選ぶのがコツです。屋台のいちょう祭りは近年開催されていないため、周辺のカフェや紅葉スポットと組み合わせて計画を立てましょう。行く日が決まったら、見頃情報とライトアップの発表をチェックし、防寒の準備を整えて出かけてみてください。



